Project.001:北村亭開設20周年記念誌『再び見つける北村薫』の概要


1.目的・目標

作家北村薫のファンサイト「北村亭」が、2018年で開設20周年になる、ということで、こんな区切りのいい年じゃないとできないようなちょっと大きな活動をやってみよう!ということで刊行しました
北村亭といえば北村薫先生。北村先生一筋に活動してきましたが、北村先生の活動も文芸・ミステリ作品一筋ではなくなり、詩歌など新たな分野の開拓にも余念がありません。
しかし、それとともに昔の作品が好きだった方がすこーし少なくなってきたような気がしています。

本誌を手に取ることで、いや手に取らなくても作っているということを知ることで、北村作品の読者の方に(特に元読者だった方)北村作品を再度手にとってもらうきっかけを作りたい、そしてあわよくば新たな北村ファンを増やしていきたい。
このような目論見の元、制作に着手しました。

しかし冊子制作初挑戦ということもあり、計画通りに事は運びませんでした。
様々な挫折、断念したコンテンツの数々の末、リテイクの末、多数の方にご迷惑をかけ、ようやく形になったのが本冊子です。

それでも購読した方からは「良くここまでまとめた」「資料としても素晴らしい」などの賛辞をいただきました。

ぜひ一度お手に取ってみていただきたいと思います。

『再び見つける北村薫』表紙
『再び見つける北村薫』表紙

2.内容について

No 項目 内容
01 作品を支えた方から 北村薫作品を彩ってきた装画家の方々からのインタビューを掲載しています。

  • 謡口早苗様:『いとま申して』(文藝春秋刊)、『八月の六日間』(角川書店刊)
  • 大野隆司様:『ミステリ十二か月』(中央公論新社刊)、『飲めば都』(新潮社刊)
  • 群馬直美様:『詩歌の待ち伏せ』シリーズ(文藝春秋刊)
  • 中山尚子様:『スキップ』『ターン』『リセット』(新潮社刊)、『北村薫のエッセイ』シリーズ(新潮社)
02 作品の読者から 読者アンケートの回答を掲載しています。
お気に入りの作品・気に入らない作品、北村薫の作家性をどう捉えているか、次に書いてほしい作品、などの質問を設定しています。
03 作品縁の地探訪 作品ごとの舞台となった土地を訪問し、その写真などをもとに情景をお伝えします。

  • 裏磐梯:『六の宮の姫君』(東京創元社刊)、『八月の六日間』(角川書店刊)
  • 軽井沢:『夜の蝉』(東京創元社刊)、『街の灯』(文藝春秋刊)、『飲めば都』(新潮社刊)
  • 京都:『冬のオペラ』(中央公論新社刊)
  • 蔵王:『空飛ぶ馬』(東京創元社刊)
  • 高萩:『ターン』(新潮社刊)
  • 弥彦:『夜の蝉』(東京創元社刊)
  • 高尾山『八月の六日間』(角川書店刊)
04 北村薫の軌跡 作家デビュー後の主な活動をできるだけ詳細に掲載します。
05 北村試験 北村亭にて2005年から展開してきた「北村試験」の中から精選した問題&回答をお届けします。
06 ランキング 北村亭にて展開してきた作品ランキング・キャラクターランキングの結果を発表します。

3.仕様

発行所: 北村亭/arumatik Publishing
発行年月日: 2018年5月6日
判型: B5
ページ数: 122(表紙・裏表紙含む)
初版: 150部
※関係者各位に献本をさせていただくため、すべてが頒布対象ではありません。
写真・執筆・レイアウト: やまーちょ(北村亭管理人)
表紙装画・基本デザイン: ROUNDWORKS
印刷所: 株式会社栄光

4.頒布方法について

No 項目 内容
01 頒布方法 2018年5月6日に開催される第二十六回文学フリマ東京への出展・販売を皮切りに、クラウドファンディング(終了)を実施いたしました。
現在当サイトでの受注頒布を実施中です。

2019年7月7日の第四回文学フリマ札幌にて完売しました。冊子再版は費用的にできませんが、電子版を企画しております。ご期待ください。
02 頒布価格 1,000円
※文学フリマ等直接頒布以外のご注文場合、発送手数料がかかります。
03 頒布時期 2018年5月6日の第二十六回文学フリマ東京より開始いたしました。

5.予定

・本誌は予定通り2018年5月に刊行されました。

6.制作費用損益

制作費用損益表を公開しました。

7.その他諸則

・本誌は北村薫先生とは直接関係ない、北村薫ファンサイト北村亭管理人が個人的に作成するものです。誌面の内容についての最終責任は構成・編集を実施した北村亭管理人にあります。また本誌の内容はあくまで個人の研究の範疇と認識しております。
・誌面中の文面・内容全般について異議申し立てを行いたい場合は、まず問い合わせフォームより当方までご連絡いただき、協議させてください。北村薫先生および関係者に対して申し立てることはお止めください。
・北村薫先生には本誌刊行および頒布についてご了承をいただいております。(あくまでご了承であり、責任が及ぶものではありません)
・本誌は基本原則として北村亭運営ポリシーに則り、個人情報および著作権に十分配慮して制作いたします。
・誤字・脱字については十分注意いたしますが、皆無を保証することはできません。悪しからずご了承ください。誤字脱字等を理由とした返本・返金要求は受付致しかねます。
・乱丁、落丁以外の、内容を理由とした返品・返金要望には基本的に応じかねます。悪しからずご了承ください。
・本誌は広く市場流通する出版物ではありませんので、世間的な影響は極小です。よって内容を理由とした回収、改訂要求、および損害賠償請求等には応じかねます。悪しからずご了承ください。

改訂:2019年8月9日